FREE WOOD(フリーウッド)とは、木材を「曲げる」「切り出す」「削り出す」といった方法で製作した、曲線やひねりのある部材群の呼称です。鉄やコンクリートにはない木材特有のやわらかさ、加工のしやすさを活かすFREE WOOD(フリーウッド)は、全く新しい木造建築を創造します。
近年は箱型に留まらない、様々な形状の木造建築が増えてきています。木の軽さ、加工のしやすさを活かした特殊な形状の屋根架構など、デザイン性を追求した作品が誕生しています。このような木造建築をつくるために、木材を「曲げる」「切り出す」という方法が使われていました。当社は、さらに複雑な設計・加工に対応できるよう、最新鋭の三次元木材加工機や、設計・加工アプリケーションソフトの開発・導入を行い、木材を「削り出す」技術を日本で初めて実用化しました。これまでは困難だったひねり形状の加工など、より自由なデザインを実現します。前例のない、斬新なアイディアも、構造設計から材料手配、加工、施工に至るまで幅広くサポートいたします。
採用事例
静岡県富士山世界遺産センター
富士山の自然や歴史、文化などを後世に守り伝えていくための拠点施設。内外の木格子は曲率、長さが異なる6,973の部材で構成されています。
【建築概要】
設計:坂茂建築設計
施工:佐藤工業・若杉組特定建設工事共同企業体
木格子 三次元加工・施工:シェルター
延床面積:3,410.98㎡
FREE WOOD:木格子
ZOZO本社屋
スタッフ同士の顔が見える吊り屋根の無柱空間が特徴のオフィス。30×30mmの木材をR=39mの曲率で曲げ、柔らかに編み込んだようなデザイン。
【建築概要】
設計:中村拓志&NAP建築設計事務所 竹中工務店
施工:竹中工務店
内外装木工事:シェルター
延床面積:3,621.92㎡
FREE WOOD:内外装材
Global Bowl
Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13「パビリオン・トウキョウ2021」の一環としてつくられた、巨大な木のお椀のようなパビリオン。
【建築概要】
設計:平田晃久建築設計事務所
3次元加工・施工:シェルター
直径6.8m、高さ2.95m
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