本作は、Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13「パビリオン・トウキョウ2021」の一環としてつくられた、人々を引き寄せる、巨大な木のお椀のようなパビリオンです。座ったり、通り抜けることのできる孔だらけのパビリオンは、内外の境界をほどきつつ結ぶ、反転する幾何学でできています。公開空地と湾曲する青山通りが作り出す巨大なボイドが感じられる場所で、都市の中に小さな閉域をつくりながら、同時に外側とつながる観測装置のような働きをします。木材を3次元カットして組み合わせる、日本の最新技術を生かした建築が、力強い物質感と工芸品のような緊張感を持って立ち上がり、都市の中に様々な文脈を引き寄せる、孔のような場所が生まれるでしょう。
—————————–
企画:パビリオン・トウキョウ2021(Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13)
開催時期:2021年7月1日(木)~9月5日(日)
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ2021実行委員会
企画:ワタリウム美術館
—————————
構造:東京藝術大学 美術学部 建築科教授 金田充弘氏
3次元加工・施工:シェルター
写真3枚目:©ToLoLo studio
詳細
- 設計
- 平田晃久建築設計事務所
- 所在地
- 東京都渋谷区
- 建築面積
- 36.4㎡
- 延床面積
- 36.4㎡
- 竣工年
- 2021年
メディア掲載・受賞
- メディア掲載
- 新建築 2021年12月号
- 受賞
- ウッドデザイン賞2022 ハートフルデザイン部門 建築・空間分野
- 第26回木材活用コンクール「部門賞(第4部門賞)」
お問い合わせ
お問い合わせ・資料請求や、
木造建築技術に関するカタログはこちらから。