この建築は八代市で続く民俗伝統芸能を展示・収蔵し、練習の場ともなるお祭りの伝承館です。お祭りの躍動感を、向かい合う、うねる大きな屋根によって表現しています。短い材木を編むように組み合せた屋根の架構は、一部の部材を除いて全て八代産の流通材でできており、最大4列の桁を渡した後、上梁/下梁/母屋を織物のように掛けています。屋根下では八代妙見祭の直前に笠鉾の組み立てが行われたり、日常的に使える抜け道や公園のような場所でもあります。多くの観光客を魅了すると同時に、お祭りを日常的に感じる生きた場所となることを願っています。 ー平田晃久建築設計事務所
木架構施工:シェルター
詳細
- 設計
- 平田晃久建築設計事務所 構造:オーク構造設計、OAKplus
- 所在地
- 熊本県八代市
- 敷地面積
- 11,383.50㎡
- 建築面積
- 1,907.39㎡
- 延床面積
- 1,722.74㎡
- 階数
- 地上2階
- 竣工年
- 2021年
メディア掲載・受賞
- メディア掲載
- 新建築 2021年9月号
- GA JAPAN 172
- 建築技術2021年12月号
- 受賞
- 令和3年度木材利用優良施設コンクール 優秀賞
- 令和3年度熊本県木材利用優良施設コンクール 熊本県賞
- ウッドデザイン賞2022 ソーシャルデザイン部門 建築・空間分野
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