shelter
静岡県富士山世界遺産センター

内外部の格子は、全6,973ピースの部材数で構築されており、それぞれの部材は、曲率やひねり、長さが違う部材を削り出して製作したものである。組み立てにおいても、交点(接点)は、XY角度やZ角度がそれぞれ違う形状で7,261箇所存在する。相じゃくりを基本として組み合わせ、一材で編み込んだように交点の加工にデザインを施し、高次元の表現力を醸し出している。
木材は、有機的で魅力的な特徴を持ち、穿孔、切断、切削など加工性に優れる建築素材である。Two direction Curve形状部材の設計・製造は、3D-ModelerとCAM、3D加工マシーンの3つの新要素が必要である。それらの新技術は「新たな木造建築のデザイン」を創出し、無機質な都市型建築物を再構築できる可能性を秘めている。

構造:Arup
施工:佐藤工業・若杉組特定建設工事共同企業体
木格子 三次元加工・施工:シェルター

◆準不燃木材使用

□SGEC/PEFC-CoCプロジェクト認証

詳細

設計
坂茂建築設計
所在地
静岡県富士宮市
敷地面積
3,338.50
建築面積
2,030.90
延床面積
3,410.98
階数
地上5階
竣工年
2017

メディア掲載・受賞

メディア掲載
  • 新建築 2018年1月号
  • 日経アーキテクチュア2018年2月8日号
受賞
  • ウッドデザイン賞2018 特別賞「木のおもてなし賞」

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