小田原は江戸時代には関東の要衝として小田原藩が置かれ、東海道屈指の宿場町として繁栄しました。 設計に当たっては、「宿場町のこころを、いまに再現する」をコンセプトに掲げ、駅東口ペデストリアンデッキからの小田原城への眺望を確保。 小田原城との文化や歴史、伝統との調和を図り和風木造建築とすることで小田原のイメージを際立たせました。 千鳥破風をモチーフに、瓦屋根や漆喰壁、下見板張りなどの和素材を用い、瓦は淡路瓦、外装材は神奈川産杉材を採用。 城下町・宿場町として栄えたかつての小田原のイメージの具現化を目指しました。 本建物が地域交流の拠点として、さらに発展していくことを願っています。
詳細
- 設計
- 企画設計:万葉倶楽部株式会社 一級建築士事務所/実施設計:五洋建設株式会社 本社一級建築士事務所/木造設計:株式会社シェルター 建築設計事務所
- 所在地
- 神奈川県小田原市
- 敷地面積
- 5,639.70㎡
- 建築面積
- 4,054.00㎡
- 延床面積
- 31,419.40㎡
- 階数
- 地上14階 地下1階
- 竣工年
- 2020年
環境デザイン:アンデザイン一級建築士事務所
施工:五洋建設株式会社、株式会社石井工務店(低層棟木造部・外装)
構造体建て方:シェルター
◆COOL WOOD(1、2時間耐火仕様・柱、梁)使用
メディア掲載・受賞
- メディア掲載
- 近代建築2021年3月号
- 受賞
- 令和3年度木材利用優良施設コンクール 優秀賞
- 2021年度グッドデザイン賞
- ウッドデザイン賞2021 ソーシャルデザイン部門 建築・空間分野
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