仙台駅東口正面に建つ日本初の製材による純木造7階建てプロジェクトである。カーテンウォールで内部の木を見せ、木造らしい温かみのあるシンプルでシャープな外観とした。
採用している木質耐火部材「COOL WOOD」の荷重支持部には一般に流通しているJAS製材を100%使用し、柱は「複合圧縮材(束ね柱)」、大梁は「合掌型合わせ梁」としている。
製材を用いた木造ビル建築は、林業振興、地方創生、建設地周辺からの木材調達によるコスト削減や運送による環境負荷の低減など多方面にメリットがあり、中高層木造建築のひとつのモデルケースとして広く普及することを期待する。
詳細
- 設計
- シェルター
- 所在地
- 宮城県仙台市
- 敷地面積
- 245.58㎡
- 建築面積
- 188.83㎡
- 延床面積
- 1,131.25㎡
- 階数
- 地上7階
- 竣工年
- 2021年
■東北初の「SGEC/PEFC-CoCプロジェクト認証」取得
■「ZEB Ready」取得
◆COOL WOOD(1、2時間耐火仕様・柱・梁、2時間耐火仕様・床)使用
撮影:ヴィブラフォト/浅田美浩
メディア掲載・受賞
- メディア掲載
- 新建築 2021年5月号
- 受賞
- 令和3年度木材利用優良施設コンクール 農林水産大臣賞
- 第4回COFI木造建築デザインアワード「中層木造部門」
お問い合わせ
お問い合わせ・資料請求や、
木造建築技術に関するカタログはこちらから。