セトレマリーナびわ湖

セトレマリーナびわ湖

風の音 ― 楽器としての建築 ―

琵琶湖から吹く自然の風を感じることができる楽器としての建築を計画した。内部空間の上部に0.72mmのSUSワイヤーを91mmピッチで張り、風が流れると音を奏でる。模型とシュミレーションによる検討を繰り返して得た3次元の形態は、国産カラマツ材LVLの湾曲材による連続した架構によって実現している。流れる空気により弦が共振し、筐体である建築壁内で共鳴し音が生まれる。常時は湖の波音を反響する穏やかな空間であるが、ある強度の風が流れると、音が聞こえ、風の性質によって音色は変化していく。風が生み出す音によって人々に自然の力を想像させる空間をつくろうとした。

芦澤竜一建築設計事務所 芦澤竜一

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詳細

設計
芦澤竜一建築設計事務所
所在地
滋賀県守山市
敷地面積
31,010.84
建築面積
248.41
延床面積
153.00
階数
地上1階
竣工年
2013

メディア掲載・受賞

メディア掲載
  • 新建築 2014年1月号

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