被災地では、相変わらず厳しい生活が強いられています。「みんなの家」はこうした人々のために、小さいけれどもみんなで集まることのできる、心温まる家をつくるという試みです。
東松島市に、Tポイント・ジャパンの協力によって「こどものみんなの家」が完成しました。この家は仮設住宅団地で遊び場を失ったこども達が、集まって話し合ったり、一緒に食事のできる場を提供するといった主旨でつくられました。小さいけれども個性のある3つの家が集まって出来ています。1つ目は大きな堀りごたつの回りに皆の集まる「テーブルの家」。2つ目は土間に薪ストーブのある「あたたかい家」。3つ目は、車輪が付きさまざまな場所に移動できる「お話と演劇の家」です。
ここがこども達から愛され、笑顔が溢れる楽しい家になってほしい、そしてここで成長したこども達が将来自分のまちをつくる主役となるよう、期待しています。
南側より見る
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南側より見る夕景。それぞれの家は縁側で繋がる
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あたたかい家からテーブルの家を見る
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テーブルの家
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北側より見る。手前は「あたたかい家」
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詳細
- 設計
- 伊東豊雄建築設計事務所+大西麻貴/o+h
- 所在地
- 宮城県東松島市
- 敷地面積
- 836.10㎡
- 建築面積
- 31.04㎡
- 延床面積
- 31.04㎡
- 階数
- 地上1階
- 竣工年
- 2013年
施工(元請):シェルター
メディア掲載・受賞
- メディア掲載
- 新建築 2013年3月号
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