塩谷町は、栃木県北西部に位置する人口一万人の町で、日本名水の一つである尚仁沢が流れ、高原山景が連なる自然豊かな環境にある。木造旧庁舎の老朽化に伴う今回の建て替え計画は、長年の町民の願いでもあった。
新庁舎の内外には町産ヒノキ、スギがふんだんに使われている。待合ロビーの天井は塩谷町の新たな船出をイメージした短手11m、長手40mの木造立体トラスで、短手方向の大梁と側面からの方杖で支持されている。2階の手すりを兼ねた吹き抜けの側壁面は、凸型の部材で仕上げてロビーの騒音を和らげるとともに、町有林が林立するイメージを表現した。
待合ロビー
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建設水道課
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議場
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町長室
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危機管理センター 会議室
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エントランスホール ヒノキ丸太モニュメント
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詳細
- 設計
- 都市環境建築設計所
- 所在地
- 栃木県塩谷郡塩谷町
- 敷地面積
- 34,082.04㎡
- 建築面積
- 3,039.07㎡
- 延床面積
- 4,469.90㎡
- 階数
- 地上2階
- 竣工年
- 2023年
撮影:岡村享則
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