キャプション by Hyatt 兜町 東京

平和不動産が日本橋兜町・茅場町の街づくりの一環で推進する、鉄骨と木造を組み合わせたハイブリッド構造のホテルです。「宿泊施設にとどまらず、宿泊者と地域が繋がり、多様な人や活動の循環を創出するホテル」という開発コンセプトのもと、街全体でゲストを迎え入れ、人と人、人と街をつなぐ“ハブ”となるホテルを目指します。
主構造を鉄骨造とし、客室階である3階から12階外周部の柱と梁に木構造を採用。大林組とシェルターが共同開発した木質耐火部材を用い、耐火構造でありながら表面に木が現れた心地良い空間を実現しました。この現しの木構造は、ガラス張りのファサードによって屋外からも見通すことができ、街並みに木の温もりを添える役割も果たしています。
環境負荷の低減を図りながら、ホテルに求められる機能性や快適性と木構造の美しさを実現した、都心における木造中高層建築の普及に貢献する先導的事例です。