このこども園には、屋内のエントランスホールや、保育室へつながる廊下はありません。園児の主動線は、奥行き4mの半屋外の縁側です。縁側から保育室へは直接アクセスができ、登園・降園の渋滞緩和、感染症対策の消毒スペースとなります。また、運動会の観客席、夏の日陰や雨天時の遊び場、多目的ホールの屋内外の連携と、多岐にわたる活用が可能です。カラマツ集成材の登り梁を900㎜ピッチに架け渡して軒先は一定に揃えながら、棟の高さを空間の用途に合わせて変化させ、3次元曲面屋根を構成。大屋根がつくる内外をつなぐ半屋外の中間領域が、多目的な活動と拡がりのある場で園舎を包み込んでいます。
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詳細
- 設計
- 梓設計
- 所在地
- 茨城県高萩市
- 敷地面積
- 3,732.32㎡
- 建築面積
- 1,663.29㎡
- 延床面積
- 1,291.04㎡
- 階数
- 地上1階
- 竣工年
- 2022年
撮影:永禮 賢
メディア掲載・受賞
- 受賞
- ウッドデザイン賞2022 ライフスタイルデザイン部門 建築・空間分野
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