RC造4階建て事務所ビルの建て替え計画です。新築建物は、主構造(3~6階)を木造軸組工法、地下をRC造、ロングスパンの求められる地上1~2階をS造とし、軽量な外装材の選定、階高を抑えた断面計画などにより、建物を軽量化しています。新築建物は既存(496㎡)に対して、約1.4倍(705㎡)の床面積を確保していますが、建物重量は42t削減することが出来ました。既存建物の解体後、既存杭の調査を行い、全9本の健全性が確認出来たため、予定通り既存杭の上に新築建物を建設しています。
都市における木造の積極的な採用、建物軽量化による既存杭の利用といった取り組みが、同規模ビルの建て替えにおけるモデルケースとなっていくことを期待しています。
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詳細
- 設計
- 意匠:㈱腰越耕太建築設計事務所/腰越耕太 構造:㈱TIS & PARTNERS/今川憲英
- 所在地
- 東京都大田区
- 敷地面積
- 210.85㎡
- 建築面積
- 126.00㎡
- 延床面積
- 705.46㎡
- 階数
- 地上6階 地下1階
- 竣工年
- 2018年
◇平成28年度 サステナブル建築物等先導事業(木造先導型) 採択事業
施工:大藤建設㈱
撮影:GlassEye Inc./海老原一己
メディア掲載・受賞
- メディア掲載
- 日経アーキテクチュア 2018年10月11日号
- 新建築 2021年5月号
- 受賞
- 第22回木材活用コンクール 特別賞 ネクストイノベーション賞
- 2019年度グッドデザイン賞
- ウッドデザイン賞2019 ライフスタイルデザイン部門 建築・空間分野
- COFI 中層木造建築デザインアワード入賞
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