岡山市の南部に位置し、軟弱地盤という条件に対して木造とすることで建物自重の軽量化を図ると共に、福祉施設として「木」の温もりを内部空間に演出することで、柔らかい空間構成の中で入居者の生活が営まれることを意図した。施設構成において、入居者にとっての家であるユニットはセミパブリックスペースで繋がれ、さらに施設と地域を繋ぐパブリックスペースで構成されている。それぞれのユニットと施設の機能をグループ化し、その中心軸としての廊下で各機能を繋ぐ平面構成とし、グループ間の隙間にテラスや中庭を配置した。
廊下の随所で採光・通風が可能になり、内部からの景観もそれぞれの場所で変化を持たせることで、距離を感じないものとなった。KES構法により、ユニットを繋ぐ10m×12mのセミパブリックスペース空間が可能になり、それぞれの用途が繋がれる空間に「木」の温もりと共に光が満ち溢れるものとなった。
北側外観
1/6
パブリックスペース
2/6
共同生活室
3/6
共同生活室
4/6
浴室
5/6
全景
6/6
詳細
- 設計
- U.D.D設計
- 所在地
- 岡山県岡山市
- 敷地面積
- 6,611.60㎡
- 建築面積
- 2,460.50㎡
- 延床面積
- 2,323.90㎡
- 階数
- 地上1階
- 竣工年
- 2007年
◆45分準耐火構造
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