浜松湖北高等学校 多目的体育館

県立三校の再編合併で新設された高校の、多目的体育館の計画である。この大空間を従来の様に単に大断面でつくるのではなく、競技に必要な高さ空間を確保した軽やかなアーチ形状とした。 課題は大スパンと屋根に生じるスラスト力を、県内産杉材で成立させることだった。 ライズを高くとった木のアーチ構造で軸力を垂直に伝え、鉄骨で水平力を負担させる。木と鉄骨のハイブリット構造で通常必要なアーチ梁の断面を半分にすることが出来た。きめ細かな木構造が、新しい学校の運動施設として理想的な環境をつくり出した。

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詳細

設計
株式会社 竹下一級建築士事務所
所在地
静岡県浜松市
敷地面積
49,662.87
建築面積
953.58
延床面積
802.64
階数
地上1階
竣工年
2014

撮影:ヴィブラフォト/浅田美浩

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