最上川の舟運で栄えた町の歴史から、建物は小鵜飼船(こうかいぶね)の形をイメージし、館内の天井は船底を模したデザインです。地域材「西山杉」をふんだんに活用し、木の温もりや地域の恵みを感じられる空間となりました。
道の駅は2棟(高層棟、低層棟)で構成され、エキスパンションジョイントにより構造的に独立しています。⾼層棟は⻑⼿が約 63m、短⼿は中央で約25m の空間で、船型の屋根を連続したV 字柱で⽀えています。2mの積雪を⻑期的に⽀える屋根架構を地産スギ材で実現するため、⻑⼿中央には鉄⾻製のキールトラスを⼊れており、2.84m 間隔に集成材による梁を配置、⽔平構⾯は合板貼りを主体としながら、中央部分にはタスキ掛けブレース(120×180)を⼊れて剛性を確保しました。
詳細
- 設計
- ㈱羽田設計事務所
- 所在地
- 山形県大江町
- 敷地面積
- 11,948.87㎡
- 建築面積
- 1,530.41㎡
- 延床面積
- 1,353.52㎡
- 階数
- 地上1階
- 竣工年
- 2024年
建 主 :大江町
運 営 :㈱大江町産業振興公社
構 造 :リズムデザイン構造計画事務所(駅舎棟)
㈱丹羽設計事務所(付属棟)
施 工 :髙子建設・林建設・大泉組JV
施工協力 :㈱高木(建築工事)、㈱シェルター(木構造体供給及び施工)
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