千葉県我孫子市にある双葉保育園の新園舎のデザインである。
幼児たちは大人が想像する以上に感性豊かで、日々多くのことを学び、感じとっている。
保育園は感性を育む大切な時期に日々を過ごす空間である。
今回の計画では「成長に合わせて思い出に変化を与える保育園」をコンセプトに、
視点によってモノゴトの見え方・感覚が変化することを直感的に学べる空間を提案した。
壁面に設置された、葉っぱを連想させる穴からは、4色の色が見えてくる。
見る方向や高さによって異なる色が重なり合い、さまざまな表情が現れ、記憶に残るような強い印象を与える。
小さい時に見上げた時、大きく成長し見下ろした時など、その時々によって見え方が変わり、日々過ごす空間が成長と共に変化する。
僕と君とではモノゴトから受ける印象が違う。
そういった空間体験を通して、世の中を多面的に捉えることの大切さ、
多様性を受け入れる豊かな感受性を養ってもらいたいと思っている。
詳細
- 設計
- ジャクエツ + 2id Architects
- 所在地
- 千葉県我孫子市
- 敷地面積
- 1,792.61㎡
- 建築面積
- 701.24㎡
- 延床面積
- 680.85㎡
- 階数
- 地上2階
- 竣工年
- 2021年
メディア掲載・受賞
- 受賞
- 日本空間デザイン賞 2021 入選
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