都市に森をつくる
日本初の木造7階建て「髙惣木工ビル」

 

杜の都・仙台の「木の薫るテナント・オフィスビル」

「髙惣木工(たかそうもっこう)ビル」は街の観光とビジネスの拠点であるJR仙台駅東口に立つ7階建てビルです。
その最大の特徴は構造が「すべて木でできている」こと。
ガラスのカーテンウォールからは木の柱と梁がのぞき、一歩中に入れば木の温もりとやすらぎに包まれる、まるで都市の中の森のような空間です。


〇 東京駅から仙台駅まで新幹線で約1時間半
〇 JR(仙石線)出口1から徒歩2分
〇 仙台駅 新幹線改札から徒歩約7分

木造ビルを実現した「木」への想い

髙惣木工ビルを建てる前、この敷地には先代が営んでいた木工所がありました。新しい建物も、その記憶を引き継いだ木に親しみを持てるものにしたい。そんなオーナーの想いと、木造都市を目指すシェルターによって、このビルは生まれました。建物の名前にも「木工」の名が受け継がれています。

サステナブルな森と都市がつながる

木はCO₂を吸収して成長・貯蔵する、脱炭素社会実現に有効な資源です。木は成長するとCO₂吸収量が減少するため、植林・育林・伐採・活用のサイクルをまわすことが環境保全につながります。このビルに使われた木材は、持続可能な森林から調達されたことを証明する森林認証を取得しています。(東北初の「SGEC/PEFC-CoCプロジェクト認証」)

心地よく暮らし省エネもしっかりと

建物の断熱性や気密性などを高め、空調システムや蓄電システム、太陽光パネルなどの省エネルギー対策を行うことで、一次エネルギー消費量を一般的なビルに比べて63%削減し、「ZEB Ready」を取得しています。
木は断熱性が高く、湿度調整効果があるため、木造の空間は温度や湿度が外部に比べて一定に保たれ、冷暖房費の節約につながります。

地震に強く火災に備える

髙惣木工ビルは強靭な耐震性を持つ接合金物工法「KES構法」を採用。竣工目前の2021年2月に震度5強の揺れを観測した際も、影響なく工事を進めることができました。また、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と同等の耐火性を持つ、木質耐火部材「COOL WOOD」(国土交通大臣認定取得)を使用しています。

 

建物概要

所在地 宮城県仙台市宮城野区榴岡2丁目5番5号
主要用途 テナント(1~2階)、オフィス(3~6階)、事務所・住宅(7階)
建築主 髙惣合同会社
設計施工 株式会社シェルター
工事期間 2020年5月~2021年2月(外構、内装除く)
用途地域 商業地域
防火地域 準防火地域
敷地面積 245.58㎡(74.29坪)
建築面積 188.83㎡(57.12坪)
延べ面積 1,131.25㎡(342.20坪)
階数 地上7階
最高高さ 27.38m
最高軒高 27.21m
構造 木造

個別設備

床仕上/構造 OAフロア
ELV 乗用1基
天井高 1,2F 2,600mm 3-6F 2,500mm

共通設備

空調設備 個別空調
セキュリティ 警備保障
光通信設備 有り

1F平面図

2F平面図

3-5F平面図

 

TOP