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    学校法人東谷学園「天童しぜん幼稚園」

    天童市・2020 Winter・カテゴリ:新築

    建築計画のきっかけを教えてください。

    低年齢児(0歳~2歳)受け入れの必要性が出てきたのが一つのきっかけでした。
    以前シェルターで建てた、あそか保育園では年度途中でも定員に達し、低年齢児受け入れ拡充の必要性を身を持って感じていました。

    重視したポイントはなんですか?

    一つは木造で建築するということです。これから何十年も建物を使うということを考え、木を使用してはという園長の提案もありました。廊下や保育室を規定よりかなり広くつくり、ランチルームも設け、ゆったりとした室内環境を重視しました。
    もう一つは園庭です。既存の園舎と新しい園舎で遊びが変えられる、より広大で様々な遊びの仕掛けをつくることができました。遊びで重要視しているのは外遊びです。近くの公園に行かないといけない園がたくさんある中で、園庭を持っていることはとても贅沢なことなんです。自分の園庭であれば水で遊んだり、土を掘ったり、遊んでいる最中に裸になっても大丈夫。そういう遊びができる園はなかなかないため、ここでしかできない質の高い遊びを提供できたらと思いました。

    子どもたちにはどのように過ごしてもらいたいですか?

    私たちは「おもしゃい」遊び、自分が夢中になれる遊びを探せる環境を大切にしています。子どもたちが好きなことや、やってみたいことをどんどん追求できるよう園の環境を整えてあげたいという思いがあります。
    うちの園では決まった遊びではなく、自然の中にあるもので、自分で探す遊びを中心としています。このようなことは幼稚園でしかできないかなと思っていて、そういった経験を子どもたちにも大切にしてほしいと思い、色々な体験ができるようにしています。園庭でどう遊ぶか、きっかけとしての道具や物等はありますが、どういう風に遊んでいくかは子どもたちの想像の世界になります。実際に大人が想像しないような遊び方を思い付いて遊んでいるので、存分に楽しんでほしいですね。それがコンセプトでもある「生きる力」へ繋がっていくのだと感じます。遊びに集中するということは、集中力を養うことにもなります。
    集中力を養うということは、これからの人生を生きていく上ですごく大切な土台をつくると言われていますが、遊びを通して自分たちで「生きる力」を探せることが魅力なのかなと思っています。

    どのような幼稚園にしたいですか?

    一つは、あそか保育園のときと同じで、「子どもは楽しく、お母さんに優しく」というコンセプトです。
    0歳~2歳の保育は、オムツや哺乳瓶、着替えをすべて園で準備しています。働いていると家事や登園の準備は大変で、子どもと過ごす時間が少なくなってしまいます。それなら園にできることはある程度やろうと取り入れました。
    もう一つのコンセプトの「生きる力」には、子どもたちがこれからの人生を生きていく上で、協調性や思いやり、リーダーシップ、諦めない力、時には自分で考えなければならないこと、など色々な要素があります。それらを含めて「非認知能力」という、生きていく力の土台を育む幼稚園にしていきたいと思っています。

    完成してみての感想などをお願いします!

    ランチルームに設置した薪ストーブや天井を高くしこだわったカーテンウォールなど、出来上がりが想像以上に良かったです。子どもたちは薪ストーブの火などなかなか見る機会がないですから、幼稚園で過ごした思い出とともに記憶に残ってくれれば嬉しいですね。また幼稚園のまわりがこれだけ自然に溢れているので、そういうものに触れ、感じてほしいです。ガラスのカーテンウォール越しに四季折々の景色を見ることができるのもいいですね。
    シェルターは日本全国に構造体を供給しており、寒河江のプレカット工場を見学した際、日本各地に出荷される柱や梁などを見てすごいなと感じました。大空間を木造で作るノウハウがあり、木造の良さを最大限に引き出す意匠的なデザインも素晴らしいと思います。木造の良さが伝わる建物です。

    ありがとうございました!

     

     

     

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